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[更新日 2017.12.25]
『ドクトゥール白ひげ回顧録』が情報紙で紹介されました!
胃を切った人の情報紙 ALPHA CLUB 平成29年12月 第426号
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胃術後合併症の体験的克服術
齋藤 晴比古

腸閉塞を指圧で回避

 私は胃を3分の2以上切除して、すでに四半世紀が過ぎましたが、いまだに術後の合併症が気がかりで仕方がありません。中でも悩みの種は、「腸閉塞」再発の恐怖と、あのやっかいな「胸やけ」症状です。
 読者の中にも経験者が大勢おられると思いますが、「また、いつ何時、あの腸閉塞の苦しみに見舞われるのだろうか」という不安を常に抱きながら日々の生活を送っているのが実状です。
 腸閉塞で入院すると点滴につながれ、イレウス管と呼ばれる太い減圧チューブを鼻の穴から挿入されて激烈な腹痛が去るまで耐え忍ばねばなりません。場合によっては癒着を除去する再手術を余儀なくされることもあります。
 しかし、私は腸閉塞の再発兆候と格闘する中で、なんと、指圧による起死回生の回避策を見い出すことができたのです。まさに、九死に一生を得た思いでした。
 それは、背中の右側にある「志室」というツボの周辺を圧迫することでした。それからは必ず食後、早めに同部の指圧を行い、ゲップを誘発させて腹部膨満の解消に努める習慣がついて、腸閉塞の再発兆候とは無縁になりました。

激烈な胸やけをリンゴが解消

 通常の人に認められる胸やけは、胃酸の分泌を抑制する薬を服用すれば、症状はおおむね改善しますが、胃切除患者が悩む、卵や油物を食べた後の胸やけには全くといってよいほど無縁です。
 それもそのはず、「手術で胃を半分以上も切除しているのに、どうして胃酸過多の薬が必要なの?」という患者さんの素朴な疑問が端的にその理由を物語っています。
 私自身も胃切除患者でありながら、「あの、唾液さえ飲み込むことができないほどの“焼けつくような激烈な症状”を何とか克服できないものか」と思案しながらも解決策を見い出せぬまま、長い時を過ごしておりました。しかし、ある日突然、リンゴがその特効薬となることに気づいたのです。そして、胃切除患者さん特有の胸やけの原因が十二指腸液の逆流によって生じることと、その解決策が生リンゴと生リンゴの果汁摂取であることがわかりました。
 つい最近、私は、これまでの医師としての半生を振り返り、『ドクトゥール白ひげ回顧録』という著書を出版しました(近代文藝社刊/定価1620円)。その本の中には、「なぜ、胃切除患者に限って、十二指腸液の逆流による激烈な胸やけが加齢とともに起きやすくなるのか」という疑問について、イラストを多用しながらわかりやすく解説し、具体的な防止策を紹介しています。
 前述した開腹手術後の腸閉塞の前兆から逃れる奇跡の指圧法についても、実際の施術を詳記しています。腸閉塞や胸やけで悩む方の一助になれば幸いです。


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人を愛し、医に心を尽くす 様々な症例と人生に寄り添い、卓越した知識、技量、何より温かな人間性で人々を癒し魅了するドクトゥール・白ひげ。 その、とっておきのエピソード、13話!!

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